30代後半になっても、物欲が止まらない。
結婚して、子供ができても、とくに独身時代と変わらないのである。
可処分所得が減ったので、実際に購入している絶対量は少なくなっているのは確かだが(お小遣い制にしたのは誤りだった・・・)、いや、むしろその分物欲は増しているかもしれない。
空腹のときに食料を買うと、必要以上に買ってしまうように、買いたいのに買えない飢えた状態だと、ある程度買える時よりも物欲が生じやすくなるのではないか。
そんな仮定をしたくなるほど、あれもほしいこれもほしい、という状態である。
結婚して、子供もできて、カッコつける必要なんて独身時代に比べれば千分の一くらいなのに。
いまだに、服だの靴だの、ネットを物色しては“お気に入り”にいれている。
可処分所得が少なすぎて絶対買えないのに、無駄の極みである。
なぜこんなことをしてしまうのか考察するに、精神的に満足できていないからではないか?
独身時代は、仕事以外は基本的にすべての時間を自分のために使えた。
具体的にはずっと格闘技の練習をしていた。体がつらい日はオフ日であり、翌日以降に楽しく練習するために、主体的に体を休める日だった。たまに友人と飲むこともあったし、家でダラダラするにも、なんの邪魔もなかった。
ところが今は、思うように練習にも行けず、故郷に戻ったとはいえ飲みに行くような友人もおらず(そもそも飲みに行くってコスパ悪すぎよな)、なんのために生きているのかよくわからない状態である。
その精神の欠落を埋めるために、買い物に走っているのではないだろうか?
(実際にはほとんど何も買っていないんだけど)
妻は逆に、子供が生まれてから、「子供に何か買ってあげたい」が大きくなりすぎて自分の物欲はどこかに置いてきたようにお金を使わない。
周りのママさんを見るに、一部の例外があるものの、わりと女性陣には起こる現象のようだ。
そんな妻と自分を比べて「ダメな父親だなぁ」なんて思わないこともないけれど、こればっかりはしょうがない。
可処分所得がないので、実際の買い物依存症にはなり得ないのが救いではある。
これで妻が働きだして、財布が別になったらそれはそれでマズイ・・・
まぁ、妻が働きに出る=子供がある程度手がかからない=練習時間がそれなりに確保できる、という公式が成り立つはずなので、精神的にも落ち着いているはず。
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