分母を減らして、生産性が上がったという人生でいいのか

「分子/分母」

分子になしがしかの生産量=アウトプットがあって、分母に投入したリソース(時間や労力や資金など)がある。

今の自分の生き方は、分子がそんなに変わらないんだから分母を減らすことで、生産性高く・効率よく生きているんだ、これでいいんだ。と思いこんでいるような状況ではなかろうか。


なにをしたところで、大して人生に影響はない。

妻も子供も養わなければならないから、生活基盤を崩すような大きなチャレンジはできない。

だったら、投入リソースを減らして、省エネするのが賢い生き方だ。


家族がいるし、使える時間も限られている。

そんな中、新しいことにチャレンジするなんて、効率が悪いじゃないか。

やるとしても時間ができてからだ。子供が大きくなってから?

今は日々を暮らしていければそれでいいんだ。


そうやって家族が寝た後の少ない自由時間を娯楽に費やして、日々終えていく。


3年後も5年後も、10年経っても、大して暮らしは変わらないだろう。

会社でのポジションはそれなりに上についているだろうし、

もしかしたら、家を買う、なんていうビッグイベントもあるかもしれない。


でも、だから、なんだ。


分母を減らして、賢しらにそれなりの人生を歩んでいるつもりになって、

その実何も得ていないのだ。

自分の意志で、自分で決めて、成功も失敗も自分のものとして味わうべきなんじゃないか。


新年度も変わらぬ虚無の中で、あがいています。

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