先日妻と、久々によくある口喧嘩をしました。
詳細な内容をここで書くわけにはいきませんが、夫婦として共同生活していれば誰もが経験あるであろうなんてことのないものです。
(これまでは私が盲目で見ないようにしていただけだったのかもしれませんが)妻はある程度理知的で、いわゆる女のヒステリーのようなものは起こさないと思っていました。
別に今回もキーキー叫んで、皿を投げてきた、とか
そういういわゆるヒステリームーブを仕掛けてきたわけではありません。
ただ、会話が成り立たないな、と感じることがありました。
Aという言動の是非について言い合いをしていたはずなのに、
呼吸をするようにナチュラルに、昔のA'という言動を持ち出してきたのです。
正直、面食らいました・・・
そして、「あぁ、この人も一般女性だったんだ・・・」という諦念に襲われたのも事実です。
前述のように、(今までの私の記憶の中では)妻はある程度理知的で「この人に限ってはそういう愚かな振舞いはしないはず」という認識がありました。
ところがどっこい、直球ど真ん中でロジックジャンプをぶっこまれたら、そうもいきません。
私もショックで言葉足らずになっていたかもしれませんが、
「話が飛ぶと、ついていけない」と言うと、
妻が勝ち誇ってきたのにはひりつきましたね。
今もそのロジックはわからないのですが、私が悪いようです。
そこまで高圧的にあれる、ということは、本件において、彼女は自分の正義を微塵も疑っていないということです。
ロジックが破綻しているのに、それを疑いもしない、自分が正しい。
(誤用でない)確信犯のようで、目の前でやられると、こちらの精神ダメージは計り知れないものがあります。
「ひとつ屋根の下で暮らしているこの人は、いったい何なんだ?」
というと言い過ぎかもしれませんが、目の前の人間に対して、どう振る舞えばいいのか、怒りというよりは悲しい気持ちになりました。
家族や友達に対して、会社での会話のように理路整然を求めるつもりはないです。
ある程度カオスになるのもやむをえないと思います。
とはいえ、“会話”である以上、最低限のロジック・ルールはあるわけで。
そこを飛び越えてこられると、こちらとしてはもう会話する気が起きません。
何を言っても理解されないのかな、とかなりへこんでしまいました。
◆解決策はあるのか?
こちらの望む形でコミュニケーション形式を変更させるのは、ほぼ無理と考えた方がいいでしょう。
とても若い夫婦で、お互いの人格形成がこれから進んでいく、という状態なら可能かもしれませんが。
これに限らず、妻は家庭内のやり取りに関しては、自信を絶対正義と信じている節があります。
無論、家庭内の話に絶対の正解があるわけではないので、今までは大方の事柄に対して、妻のやり方で別にいいという態度を取ってきました。
また、その結果とんでもない失敗もなかったので、これでいいと判断していました。
それが原因というわけではないでしょうが、妻がこんな“絶対正義ウーマン”だったとは。
通常、ものの言い方が悪かったり、ヒステリーを起こしたりして、
夫/妻が機嫌を損ねたら、多少は反省し、次からの接し方を変更するものだと思います。
少なくとも自分はそうしている。
たとえ、自分が間違っていないと確信していても、共同生活を営んでいく以上、「こういう伝え方ではダメなんだな」とか「このタイミングでは指摘はやめておこう」とか、軌道修正をしなければ、また同じ現象が起こるだけでしょう。
とくに絶対の正解のない家庭内の事柄では、好き嫌いで施策が決まるので、決定した事項そのものというよりは、伝え方やその他の要素を修正する必要があるはずです。
しかし絶対正義の人は、自分を省みることはしないでしょう。
とすれば、こちらができることは、専守防衛、自衛に徹するのみ。
余計なことは言わず、自己の利益最大化に注力して、限定的幸福を享受したいと思います。
言ってて悲しくなってきましたが。
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