すっかり田舎暮らしも板についてきたかと思えば、そうでもありません。
ふとしたことでしんどくなること多数です。
まぁ田舎といってもそれなりには栄えている田舎なので、働くところはあるわけです。
そうすると、ここで生まれてここで学校に通い、そのままこの地に就職して一生を終えていくであろう人たちが結構な割合でいます。
そういった人たちとの根本的な認識の違いが、憂鬱な気持ちになります。
「あぁ、俺はこの人たちの中で残りの人生を過ごすのか……」と。
あくまで私の観測範囲内ですが、この手の人たちは概して、思考が浅い、興味関心が俗っぽい、無遠慮、という傾向を感じます。
「この土地に根差して生きていく」ということを前提として生活様式や思考様式を組み立てると、ウェットで、周りに合わせた、つまらない人生ができあがるのかな、と。
それはそれでメリットもあるだろうし、全てを否定するつもりはもちろんないのだけれど。
感覚的にはきついなぁ、と。
若さゆえ、大した目的意識もなく上京した田舎者の私ですが、そちらで十数年過ごしたからか、都会的なものの考え方の方が水に合う体になってしまったようです。
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