本社と現場の品格の格差


会社の規模や社風、業界、職種、にもよるのでしょうが、建設業や製造業などでは特に、上級事務方と現場での人材の品の違いが顕著になる傾向があると思います。


いわゆる本社と現場の格差、というやつですね。


私自身は、本社サイド・上級の事務方なので、現場には滅多に行きません。

その分、忘れてはいけないと思っているのは、現場が利益の源泉であり、会社の本質部分である、ということです。


今の会社が大きな会社だとしても、どんな会社も小さい時、むしろ創業時があったはずです。

その創業時においては、現場のみで会社が成立していた。会社が大きくなるにつれて、事務作業を専門に処理する部隊がいた方が効率的だ、ということで経理や総務や人事ができたわけです。


人事だけで成立する会社はありませんが、工場だけで成立する会社は理論上あり得ます。

なので、極論言ってしまえば、私の仕事はなくてもいい。

裸一貫で外に放り出されたら、私なんぞ何も生み出せない「ただの人」です。


それでも、個々人の品格の面からすれば、本社サイドの人の方が品がいい傾向にありますし、現場サイドはそうではないことが多い。

現場から幹部や役員になった人は、本社寄りになってくる傾向がありますね。
(卵が先か鶏が先かという面もありますが)


寄り添うのはいいが、気を遣うのはシンドイ・・・

会社の本質である現場の仕事、には尊敬の念がありますが、

その現場仕事をしている品のない人たち、はとても尊敬できない人種です。

がさつだし、文章が読めないし、いい加減だし、と。

付き合いづらいことこの上ない。


ですが、たまに現場に行くときに、現場サイドを立ててあげるのはそう苦ではないです。
彼らに“寄り添ってあげる”という施しの気持ちで接することが可能です。
(あまり長時間はメンタルが持ちませんが・・・)


しかしそれが、こちらが下の立場になって“気を遣う”という状態になるともういけない。
メンタルがゴリゴリ削られていきます。


第三者目線で見ると、起きている現象は同じだと思います。
(例:本社の人間が現場の人間とにこやかに話している)


でも、主観では天と地ほどの差が!

うまく自分の主観と折り合いをつけながらやっていくしかないのか。
それとも、働く業界や住む場所を変えてしまうか、でしょうかね。


まぁ、たとえIT企業に転職しても、今度は「プログラマーのここがヤバい!」
とか言い出してそうな未来も視えます。


結局は自分の心持ち次第、世界の解釈の仕方を変える方が早いのでしょう。
日々是修行、ということでしょうか。

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